テーマと白磁を決めて、ラフ画を起こします。
何日かかけて、ラフ画から下絵を完成させます。

下絵は、白磁にトレースするか直接描き入れるかどちらかになりますが、どちらの場合でも、とても小さな絵なので、絵付けの邪魔にならない程度にします。

和洋日和は、“磁器上絵付け”という技法で制作しています。
専用のカラーパウダーとオイルで絵付けし、窯で焼成、といった工程を何度か繰り返します。
金彩の入るものは、専用の金液で絵付けし、焼成後磨きます。

カラーパウダーとオイルを混ぜ合わせる、筆に絵の具を含ませ、描く。すべての工程が経験と”勘”が頼りになる手作業です。
同じモチーフでも、仕上がりが1点ずつ微妙に異なる場合があります。

手描きのものを手にとる楽しみとしていただけると幸いです。